岩井博士の これならわかる!経済学

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プロフィール

Author:岩井商人(いわいあきと)
国立大学大学院博士後期課程終了(博士・経済学)
長年、大手資格試験予備校にて、公務員試験各職種、公認会計士試験、不動産鑑定士試験等の経済学、財政学などを担当、また経済産業省等、中央官庁向け研修も数多く担当。現在は都内で複数の私立大学において非常勤講師として教鞭をとる。
経済学に関する確固たる理論に裏付けされた正確な知識と長年の講師経験で培った指導経験・試験情報を元に、「岩井商人」の講師名で『公務員試験必勝倶楽部』にて、経済学(ミクロ経済学、マクロ経済学)、財政学、経済事情など経済系科目全般を指導。数字や数学、グラフを多用する経済学にあって、それらを苦手とする文系受験生や初心者でも「これならわかる!」講義を誰よりも得意とする。

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みなさん、こんにちは。経済学がミクロ経済学とマクロ経済学の2つから成り立っていることについては、このブログのはじめの方でお話したかと思いますが、2つの違いについては何も話してきませんでした。今日は、2つの違いとともに、初学者の人はどちらから勉強を進めるべきかについて、お話ししましょう。

1.ミクロ経済学とマクロ経済学の違い
 辞書で「ミクロ」と「マクロ」を調べると、大抵次のように書かれています。

・ミクロ=微視的:小さい目で見る
・マクロ=巨視的:大きい目で見る

でも、これだけでは、何のことかわかりませんよね?

①ミクロ経済学
これは、ある市場(テレビ、パソコン、スマホ、肉、野菜、家具でも何でもいいです。これらはまとめて「財」とよばれます。ちなみに「市場」は「しじょう」と読みます)で,どのような取引が行なわれるか、つまり、その市場で価格と取引数量がどのように決定されるかについて分析する学問です。

RPG風に説明すると、主な登場人物は「消費者(財を買いたいと思っている人、家計ともよばれる)」と「生産者(財を売りたい、あるいは、売るために財を作る人や企業)」ですが、現実の世界では両者だけですべてを任せると、いろいろな問題が生じたりします。そこで、仲裁役として「政府」が登場します。そして、彼らが活躍する舞台が「市場」であり、ここで消費者と生産者が出会い、そしてゲームをするのに必要なアイテムである財を取引します。

その際、注意してほしいことがあります。現実の世界では、お金持ちの人もいれば、貧しい人もいます。また、大企業もあれば中小企業もあります。でも、行動パターンについてはみな共通していると、ミクロ経済学では考えます。それは、お金持ちの人だろうが貧しい人だろうが、買い物をするときは皆、自分の満足感を最大にするように行動し(これをミクロ経済学では、「効用最大化」といいます)、また大企業だろうが中小企業だろうが、生産するからには皆、自分の儲けを最大にするように行動する(これを利潤最大化といいます)ということです。だから、ミクロ経済学では「代表的個人」「代表的企業」といった言葉がよく登場するのです。



②マクロ経済学
これは、特定の財の取引を考えるのではなく,1国全体での生産や消費を考える学問で、国民所得の大きさが分析対象となります。マクロ経済学でも、ミクロ経済学同様、市場での取引を考察しますが、その際、財市場(ミクロでは、ここだけが分析対象です)だけでなく、財の取引をサポートする「貨幣(お金)」、さらには財の生産において最も重要な役割を果たす「労働」の市場についても分析します。貨幣は、単に財の売買のための手段としてだけではなく、将来、儲けてから返済することにより、現在、資金がないという理由で消費出来ない状況を解消し、取引しやすい状態を作り出す(これが金融です)役割も負っています。また、労働市場では、社会問題の中でも深刻な問題である失業問題についても分析します。このように、マクロ経済学は1国全体の経済を分析対象とするため、扱う範囲もミクロ経済学に比べてかなり広いものとなっています。



2.どちらの科目から勉強した方がよいのか?
これは何とも言えません。多くの予備校さんではミクロ経済学から学習することを勧めていますし、私も特に異論はありません。しかし、大学によっては、マクロ経済学から始めるところがあるのも事実です。おそらく、新聞等で報道される我が国経済が抱える様々な経済問題を理論的に考えたい欲求が強い人には、マクロ経済学から勉強するほうが、現実と理論の相違点が把握できて、経済学に対する興味が深まるかもしれません。

私個人は、身近な経済事象からだんだんと対象を広げていく方が性に合うのでミクロ経済学から勉強してきましたが…。
幸いなことに、必勝倶楽部の講座は「ミクロ」「マクロ」同時発売ですので、皆さんはとりあえず初回講義についてはどちらも視聴して、頭に入りやすい方からスタートしてみてはいかがでしょうか?ただし、マクロから始めた場合、前回ブログで書いた微分については既知という前提で講義をしていますので、注意してくださいね。

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関連記事 [勉強方法]
勉強方法 | コメント(0) | 20150729120000 | 編集

みなさん、こんにちは。今回から、いよいよ内容についてお話しすると書きましたが、経済学の場合、純粋な文系人間にとって、使用する教材次第で最初に大きな壁が立ちはだかります(ちょっと脅しすぎかも?!)。

それは、<微分>です。

確かに高校時代に数学を避けてきた人にとって、微分なんて言葉を聞くのも嫌だと思います。一方で、経済学の計算問題では微分を使うことが多いので、公務員試験を受験するからには、微分を避けて通ることはできません。よって、志望先の試験科目に経済学が課せられている受験生の多くは、仕方なく微分のやり方を覚えようとするのですが、教材によっては、受験生に理解してもらいたいが故に丁寧に(数学的に厳密という意味です)説明しているため、それで嫌気がさしてしまう人もたくさんいます。大学の講義ならば、「そのくらいのことで逃げるな!」と一喝するのですが、公務員試験の場合、経済学部ではないけれど必要に迫られて…という人も多いので、むやみに突き放すわけにもいきません。そのような人に対して、私はいつも次のようにアドバイスしています。

「あなたがいま手にしているスマホやタブレットPCは、初めて手にした時から、今のように使いこなせていましたか? ほとんどの操作は、実際に使用しながら、あるいは既に使いこなせている人に必要に応じて尋ねながら、覚えていったのではないですか?少なくとも、マニュアルをしっかり読み込んで、それから使い始めるなんてことはしてこなかったですよね?」

多くの人は、今まで悩んでいたことがウソのように、「そのうち慣れる!」と気持ちを切り替えて勉強を始めていきます。また、今の時点では、私のテキスト、収録講義を見ることはできないようですが、微分についてはたったの2頁しか割いていません。しかも1ページは図が占めており、数式を用いた説明はわずか1ページしかありません。それは、最低限の操作法だけをしてもらえれば、後は演習問題が登場する度に再度説明を受けることで慣れることが、一番の近道だからです。

どうですか?少しは不安が解消されましたか? 怪我するわけではないのですから、まずは勉強を始めてみましょう。

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関連記事 [勉強方法]
勉強方法 | コメント(0) | 20150726102848 | 編集

みなさん、こんにちは。前回は、経済学は一旦知識を修得すれば、公務員試験においてかなりお得であるが、同時に、特に初学者の人にはとっつきにくい科目であるとお話ししました。今日は、これから勉強を始める人が、どのようにして勉強を進めるべきか、ちょっとしたアドバイスをしましょう。

1.まずは大づかみのイメージを作ろう!
私のテキストもそうですが、通常、経済学(ミクロ、マクロ経済学)の教科書は、ある理論もしくは定理の説明に際して、①図、②式(数式・文字式)、③文章、が必ずといって登場します。なので、理想は全ての理論について、上に挙げた三位一体で理解することが望ましいです。でも、とりわけ文系の学生にとって一番厄介なのが、②式の理解です。そのような人に、「三位一体で理解しろ!」といっても無理ですし、強要したら挫折します。

それゆえ、最初の学習段階では、図で理解することをお勧めします。というのも、ある事件や出来事を我々はどのようにして理解するかを考えてみたらわかるかと思いますが、TVやPC動画のような画面にくらべて、新聞のほうが、得られる情報量は豊富です。でも、インパクトはというと、絶対にTVや動画ですよね?経済原論の学習も全く同じです。私のテキストでは、ほぼすべての理論において、各項目に少なくとも1つの図が登場します。ゆえに、理論を形で理解することを第1目標にしましょう。

2.各回の講義を視聴したら、すぐにその分野の問題(過去問)を解く!
これ、私が大学の講義で学生に毎回のように口うるさく言っているのですが、初学者の人ほど、必ずといっていいくらい「今は、まだ知識がないから、一通り全ての講義をきいてから問題演習をする」と言い訳します。でも、ほかの科目もそうですが、そんなこといってたら、過去問演習が最も重要視されるのが公務員試験なのに、絶対量不足のまま試験に臨むことになってなってしまいます。ましてや、経済原論は、ほかの科目と異なり、前の分野の知識が前提で、新しい分野の説明がなされる科目なので、全部済んでからだと、最初の方の知識は確実に忘れます。私のテキストでは、各回講義において、必ず数問例題が用意されていますし、講義ではインプットとアウトプットが併用される形態をとっていますので、問題演習は絶対にすぐにやってくださいね。

3.問題が解けなくても焦らない!(←重要!!!)
 最初のうち、というかテキストの一周目はほとんど問題ができないと思います。でも、焦る必要はありません。みんなそうですから…。問題演習の一周目は、「独力では問題が解けないけれど、私の解説は理解できる」を目標にしてください。それで充分です。試験本番までに解けるようになればいいのですから。

次回からは、いよいよ勉強の内容に入っていきます。

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関連記事 [勉強方法]
勉強方法 | コメント(0) | 20150723120000 | 編集

みなさん、こんにちは。前回は自己紹介と経済学(ミクロ経済学+マクロ経済学)の難しさについてお話ししました。「難しい」ときくと、数多くの科目が出題される公務員試験において、避けたくなるのが普通ですが、今回は経済学を勉強しておくとどれだけ得なのかについてお話ししましょう。

なお、試験職種によっては、「経済学」と言わずに「経済原論」「経済理論」と言われることもありますが、殆どの場合、公務員試験においては、

「経済学」「経済原論」「経済理論」は、同じ意味で使われます。

下記は、経済系科目(ここでは経済原論の知識でほぼすべて対応可能な科目と定義します)が専門試験で課せられる主な公務員試験と、全体の出題数に占める経済科目の割合を示しています。

★地方上級(道府県庁、市役所)★
自治体によって、専門科目は40~50問解答することになるが、経済系科目は経済学(ミクロ・マクロ・経済事情)、財政学・経済政策が一般的で、関東地方の県庁の場合、15~16問程度が一般的。

★東京特別区★
専門試験は計40問解答。うち、経済科目はマクロ経済学、ミクロ経済学、財政学の3科目(各5問出題)が該当。

★東京都庁(I類B一般)★
専門記述10科目中3科目解答。うち、経済系科目は経済学、財政学の2科目。院卒向けのI類Aでも記述で経済理論、財政学を選択可能。

★国家一般職★
専門試験は8科目計40問解答。うち、経済系科目はマクロ経済学、ミクロ経済学、財政学・経済事情の3科目(各5問)が該当。

★国税専門官★
専門試験は必須・選択合わせて計40問解答。うち、経済系科目は、選択科目(各6問ずつ出題)中、経済学(ミクロ・マクロ・経済事情)、財政学の2科目が該当。
更に専門記述5科目中1科目選択(経済分野は経済学が該当)

★財務専門官★
専門試験は必須・選択合わせて計40問解答。うち、経済系科目は、必須科目(経済学・財政学・経済事情)の14問、および選択科目統計学(6問)が該当。
更に専門記述5科目中1科目選択(経済分野は経済学、財政学の2科目が該当)

★労働基準監督官★
経済科目は、経済学(ミクロ・マクロ9問、経済事情4問)、労働経済・社会保障6問の2科目(出題数は年ごとに若干変動します)
更に労働事情記述も経済学の知識があると、高評価の記述作成が可能となる。


いかがですか?経済原論がほかの科目と大きく異なるのは、経済原論1科目をしっかり勉強しておけば、財政学、経済政策、経済事情、統計学といった隣接する科目の解答も可能になるという点です。また、教養論文でも経済理論の知識が役に立つことも多々あります。

このように書くと、「経済事情や統計学にまで対応できるわけないだろ?」という批判の声が挙がりそうですが、私に言わせれば、それは勉強方法を間違えたからだと思います。

確かに、経済事情は経済財政白書などが試験問題の出典元ですが、でも白書を深く読み込んでいなくても、マクロ経済学の知識が備わっていれば、文章の正誤は割と簡単に判別できます。また、財務専門官試験で課せられる統計学については、H27年本試験の場合、確率、期待値、物価指数は経済原論だけちゃんと勉強していれば容易に正解できます。

このように、経済原論は、知識習得後のコストパフォーマンスが極めてよい科目なのですが、多くの公務員試験受験生には大きな壁のような存在であるのも事実です。次回は、どのように学習を進めればよいのかについてお話ししましょう。

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勉強方法 | コメント(0) | 20150720115940 | 編集
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