岩井博士の これならわかる!経済学

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岩井商人(いわいあきと)

Author:岩井商人(いわいあきと)
国立大学大学院博士後期課程終了(博士・経済学)
長年、大手資格試験予備校にて、公務員試験各職種、公認会計士試験、不動産鑑定士試験等の経済学、財政学などを担当、また経済産業省等、中央官庁向け研修も数多く担当。現在は都内で複数の私立大学において非常勤講師として教鞭をとる。
経済学に関する確固たる理論に裏付けされた正確な知識と長年の講師経験で培った指導経験・試験情報を元に、「岩井商人」の講師名で『公務員試験必勝倶楽部』にて、経済学(ミクロ経済学、マクロ経済学)、財政学、経済事情など経済系科目全般を指導。数字や数学、グラフを多用する経済学にあって、それらを苦手とする文系受験生や初心者でも「これならわかる!」講義を誰よりも得意とする。

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公式に意味を持たせよう!



みなさん、こんにちは。勉強は進んでますか? 講義の中で、私は「経済学って暗記量はとても少ないんだよ」といっていますが(まあ、さすがに数的よりは多いですが…)、それでも計算問題ではどうしても最低限の暗記は必要になります。いわゆる公式というものですが、公式というだけで拒絶反応を示す人は多く、それで経済学が嫌になってしまいがちです。そんな人は、最初のうちは意味を考えながら公式を一つ一つ覚えていくのがよいかと思います。

経済学の計算問題で最もよくつかわれる公式の一つに、

P=MC(価格=限界費用)

というものがあります。これは、完全競争市場(とりあえず、今は売り手も買い手も数えきれないくらいたくさんいる市場のことだと理解してください)における企業の利潤(=儲け)最大化条件を表すものなのですが、「どうして企業が一番儲けを大きくする条件が、P=MCなんだ?価格なんて高ければ高いほどいいに決まってるじゃないか?」と初めのうち悩む人は意外と多いです。この公式が利潤最大化条件になるのは次の理由からです。

売り手も買い手も数えきれないくらいたくさんいる市場だと、モノの値段は、あるお店の意向で勝手には決められないですよね?値段を釣り上げた店なんか誰も相手にしてくれません。なので、結局のところ、どこも同じ値段にならざるを得ません。ということは、あるモノを1個売ったら、そのモノの値段だけ、店に収入が入ってきます(完全競争市場では、何個作っても値段は変化しません)。一方で、モノを作るにはコストが発生します。店の規模は今変わらないとすると、モノをどんどん作ると、追加的にコストが発生します。この「あるモノを追加的に1個作るときに発生するコスト」のことを限界費用というのですが、店の規模が変わらない状況で生産量を増やそうとすると、バイトさんにその分長時間働いてもらう必要があるので、お店は、収入とコストを天秤にかけることで自分たちの儲けが最も多くなる生産量を決めていきます。追加的に入る収入の方が多ければ、お店は生産量を増やしていきますが、そのためにはバイトさんにその分の賃金を払わなければならないので、追加的に発生するコスト(限界費用)は次第に増加していきます。やがて、限界費用の方が価格を上回ってしまうと、店にとって追加的に生産した分について赤字が発生してしまいますので、今度は店は生産量を減らしていくことになります。こうした試行錯誤を経て、最終的に「P=MC」(価格=限界費用)が、完全競争下にある企業の利潤最大化条件になるのです。

このように、公式には実は、これだけ大きな意味が込められているわけです。今日取り上げたのはほんの一例ですが、経済学の公式には皆ちゃんとした意味があります。なので、最初のうちは、ゆっくりでいいから意味を考えながら取り組んでいくとよいかと思います。

それではまた。

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