岩井博士の これならわかる!経済学

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岩井商人(いわいあきと)

Author:岩井商人(いわいあきと)
国立大学大学院博士後期課程終了(博士・経済学)
長年、大手資格試験予備校にて、公務員試験各職種、公認会計士試験、不動産鑑定士試験等の経済学、財政学などを担当、また経済産業省等、中央官庁向け研修も数多く担当。現在は都内で複数の私立大学において非常勤講師として教鞭をとる。
経済学に関する確固たる理論に裏付けされた正確な知識と長年の講師経験で培った指導経験・試験情報を元に、「岩井商人」の講師名で『公務員試験必勝倶楽部』にて、経済学(ミクロ経済学、マクロ経済学)、財政学、経済事情など経済系科目全般を指導。数字や数学、グラフを多用する経済学にあって、それらを苦手とする文系受験生や初心者でも「これならわかる!」講義を誰よりも得意とする。

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みなさん、こんにちは。今回も必勝倍速マスター財政学関連のネタについてお話しします。まだ、独学者はもちろん、予備校に通っている人も財政学についてはそれほど力を入れて勉強してはいないと思いますが、税をめぐる話は択一試験だけでなく、最近は教養論文でも登場してきていますので、今からでも少しずつ関心を寄せておくといいですよ!(なにしろ、皆さんが公務員になった場合、毎月のお給料の源は税金なのですから…)

早速ですが、次の文章は○か×か答えてください。

『平成27年度の一般会計当初予算の歳入についてみると,景気回復と消費税率引き上げにより、租税及び印紙収入は54兆円を超える水準にある。そのうち最も多くを占めるのが消費税であり,続いて法人税,所得税の順となっており、法人税については景気回復の影響が税率引き下げの影響を上回り前年に比べ約1兆円の増収となっている。』

これ、今年の財務専門官の択一問題(もちろん来年向けに改題してあります)です。答えは×です!では、どこが違うかわかりますか? 前もって言っておきますと、公務員試験の経済分野の文章題って、細かな数字で正誤判別をさせることはほとんどありません(大まかな数字は知っておく必要がありますが…)。

ゆえに、金額や割合を丸暗記しようなんてことすると、いつまでたっても勉強の効果は向上しないしテストを受けても点数は伸びません。金額や割合は「約○円」「約○%」という程度の理解で問題ありません。

そんなことよりもはるかに重要なのが、順序や増減です。ここが疎かだと、経済分野(財政事情や経済事情)に関して言えば、取り返しがつかなくなってしまいます。ところが、いわゆるアベノミクス以降、順序や増減が大きく入れ替わっています。それゆえ、古本屋等で入手した参考書で試験勉強しても、財政事情や経済事情の問題は全く解けません。独学者の方やこれまで予備校で勉強していたけれど再チャレンジする予定の方は、そうした制度面での変化を頭に入れた上で試験勉強をすべきでしょう。

ちなみに、例題は、税収の順序の部分のみが誤り(正しくは、消費税、所得税、法人税)で、後の記述は正しいです。詳しい説明が必要な方は直接質問するか、私の財政学の講義をお聞きください。

それでは、また。

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勉強方法 | コメント(0) | 20151122221609 | 編集

経済科目を得点源にするための良い問題集や勉強方法とは?

みなさん、こんにちは。先日、「必勝倍速マスター<経済学>」を受講いただいている方からこんな質問をいただきました。

『地方上級(県庁)の専門科目における経済科目で点数が取れるようになるために、何か良い問題集や勉強方法はありますでしょうか?』

おそらく、この方の質問には、県庁(いわゆる地方上級)試験の経済科目の問題は、国家公務員試験(国家一般職など)に比べて難しいという評判が念頭にあるのだと思われます。実際はというと、難しく見えるだけで、即答できてしまう問題が多いです。ただし、関東地方の県庁試験あるいは経済職型の試験区分がある自治体は経済科目の出題数がかなり多いため、他の公務員試験では出題されないような分野まで登場するのも事実です。

さて、この方の質問の答えですが、現在どこかの予備校の講座に通っているか、あるいは独学かで、私の答えは変わってきます。もし、予備校に通われているのなら、問題集については現在通われている予備校さんの問題集をひたすらこなすのがよいでしょう。でも、独学されている場合だと話は別です。というのも、予備校が出版している問題集って、市販とはいえ、解説の内容が予備校に通っている人向けになっているからです。ですから、独学の方が解説を見た場合、唐突な記述が随所に登場し(特に計算問題に多い)、どこからその解法が登場したのかに悩んでしまい、かなりの時間浪費につながるからです。ちょっと一例を挙げましょう。

ブログ1003

この問題について、別の方が某予備校の問題集の解説コピーとともに、「2行目のx=1/2 ✕ M/5 = M/10 の1/2ってどこから出てきたんですか?」と質問されていました。その問題集の解説は、一番最初の行に「所得をMで表しつつx財の最適消費量を求めると次のようになる。」としか書いてありません。これ、私のテキストで説明している支出割合法による解法なのですが、正直言って、この解説、かなり不親切です。予備校生ならば講義の理解度を試すという意味でこれでもいいけれど、独学でやっている人には冷たすぎます。

ちなみに、支出割合法とは、問題文にある効用関数のように、コブ=ダグラス型効用関数のときに使うことができるもので、このとき、指数の比が支出額の比を表すというものです。効用関数がU=xyとなっていますから、この消費者は、所得をx財とy財に対して1:1で使います。だから、1/2がでてくるのです。

でも、この問題は最終的に需要の所得弾力性を求める問題です。私ならば1秒で答えが出ます。たとえ、効用関数の式がU=x2y3とかであっても、1秒で出ます。というか、少し勉強が進むとみんな1秒で答えることができるようになります。実は、コブ=ダグラス型効用関数の場合、均衡点における需要の所得弾力性および価格弾力性はともに1になります。さらにいえば、交差弾力性はゼロになります。(これ、覚えておくと今後楽になりますよ。)ですから、この予備校の解説は、ハヤワザを紹介しているのでもなく、かといって丁寧な解説を心がけているのでもないので、中途半端としか言いようがありません。

話を元に戻すと、独学者の方が予備校問題集のみを使って勉強すると、このような不親切な解説に直面することが多くなり、結果、経済学の出題数が少ないところに志望先を変更するという事態になり兼ねません。なので、私は問題集については、実務教育出版さんが出している「スーパー過去問ゼミ」を薦めますし、実際、自分のところの大学生にもそのように普段話をしています。ただし、解法についてはハヤワザ的なものは少なく、計算問題について微分を多用するので、微分が苦手だと苦労するかもしれませんが…。次に勉強法ですが、私のブログを閲覧している人は、私のテキストを持っている人も多いかと思いますので、それを講義とともに活用してもらえるとよいでしょう。その際、計算過程よりも、小説を読み進めるように流れを最優先にしてください。もちろん、一巡目は、計算問題はなかなか解けるようにはなりません。ですが、地方上級の経済学は、国家公務員に比べて出題範囲が広範なので、まずはいろんな分野に一通り目を通しておくことが重要です。私のテキストはページ数が少ない代わりに、地方上級ならではの出題分野もフォローしています(例えば、複占だとベルトラン・モデル、ゲーム理論だと混合戦略や展開型ゲーム、市場の失敗だと情報の経済学に相当のページ数を割いています)。

で、最初のうちは解けるかどうかにかかわらず、1問につき5分時間を割いてください。全くお手上げならば、5分間問題をじっと眺め、問題文に掲載されている情報を別紙に書きだすだけでもいいでしょう。そして、5分たったら、途中であっても切り上げ、解説を見てください。解説の内容が理解できればとりあえずはそれでOK!わからなければ、その部分についてテキストでチェックするという方法を続けるといいですよ。

それでは、また。

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勉強方法 | コメント(0) | 20151003084739 | 編集

専門用語になじめない方へ

みなさん、こんにちは。今回は、必勝倍速マスター経済学の受講生の方から私あてに届いた質問について書いてみたいと思います。

先日『どうして経済科目また中学・高校の公民では、受験生が国語辞書で調べてすぐわかるような用語表現がされないのでしょうか。』という質問が届きました。

質問の内容から察するに、おそらく大学で経済学を専攻とされていない人からの質問だと思います。答えは、マクロ経済学に限らず、経済学という学問自体、欧米(発祥の地はイギリス)からの輸入ということが用語の難解さに関係しているからだと思います(ちなみに、「経済」という用語を現在我々が使っている意味で使用するようになったのは明治時代以降です)。外から入ってきた学問(経済学に限った話ではありません)に対して、日本語訳を当てはめる場合、元々は自分の国になかった言葉ですから、直訳するとどうしてもしっくりこないケースが多くなります。経済学だと、「信用創造」や「流動性のわな」なんかはその典型例です。あるいは適した日本語がないと、そのまま外国語を使うことにもなります。ポートフォリオリバランスは、まさにその代表例だし、最近の洋画のタイトルがカタカナだらけなのもそのためだと言えます。

質問に対する答えはこれでおしまいですが、ちょっと気になったので、もう少しお答えしましょう。初めて耳にした用語を、よく国語辞典なんかに載っている意味に置き換える人がいますよね?もちろん、わからないことを辞書やHP検索をすること自体は、とても素晴らしいことです。でも、経済学に限らず、専門用語について意味を辞書で調べようとすると、もっとわけわからなくなります。というのも、辞書に載っているのは語源であって、現在その用語がつかわれている意味と異なっていることが多々あるからです。

例えば「ポートフォリオ」という用語について言えば、辞書を見ると「紙挟み。折りかばん」なんて載っています。でも、テキストに出ているポートフォリオを「紙ばさみ」なんて訳したら、何の事だかもっとわからなくなりますよね?大事なことは、初めて出てきた用語がどういう文脈で使われているかを理解することです。それはテキストや講義でちゃんと話しています。そこをはき違えると、経済学に限らず、初めて学ぶ科目全てが勉強するのにつらい科目になってしまいます。

質問をされた方にとっては経済学がつらい科目なのかもしれませんが、でも私にとっては法律の用語こそ難解です。見慣れない漢字もたくさん登場しますし…。ただ、私がそのような状況に直面した場合、テキストにおいて、どういう文脈で使われているかを理解するようにしています。そこで、興味を持てたら、はじめてその用語の語源等を辞書で調べるかもしれません。

ちなみに、公務員試験の経済学では、専門用語そのものが問われるということはほとんどありません。ある理論について正しい内容を答えさせたり、計算問題が課せられる方が圧倒的に多いです。耳慣れない用語が出てくると、どうしてもそこが気になってしまい、先に進めなくなる人が多いかと思いますが、まずは用語そのものではなく、ストーリーを把握することに注意を払ってもらえたらと思います。

それでは、また。

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勉強方法 | コメント(0) | 20150924084848 | 編集



みなさん、こんにちは。勉強は進んでますか? 講義の中で、私は「経済学って暗記量はとても少ないんだよ」といっていますが(まあ、さすがに数的よりは多いですが…)、それでも計算問題ではどうしても最低限の暗記は必要になります。いわゆる公式というものですが、公式というだけで拒絶反応を示す人は多く、それで経済学が嫌になってしまいがちです。そんな人は、最初のうちは意味を考えながら公式を一つ一つ覚えていくのがよいかと思います。

経済学の計算問題で最もよくつかわれる公式の一つに、

P=MC(価格=限界費用)

というものがあります。これは、完全競争市場(とりあえず、今は売り手も買い手も数えきれないくらいたくさんいる市場のことだと理解してください)における企業の利潤(=儲け)最大化条件を表すものなのですが、「どうして企業が一番儲けを大きくする条件が、P=MCなんだ?価格なんて高ければ高いほどいいに決まってるじゃないか?」と初めのうち悩む人は意外と多いです。この公式が利潤最大化条件になるのは次の理由からです。

売り手も買い手も数えきれないくらいたくさんいる市場だと、モノの値段は、あるお店の意向で勝手には決められないですよね?値段を釣り上げた店なんか誰も相手にしてくれません。なので、結局のところ、どこも同じ値段にならざるを得ません。ということは、あるモノを1個売ったら、そのモノの値段だけ、店に収入が入ってきます(完全競争市場では、何個作っても値段は変化しません)。一方で、モノを作るにはコストが発生します。店の規模は今変わらないとすると、モノをどんどん作ると、追加的にコストが発生します。この「あるモノを追加的に1個作るときに発生するコスト」のことを限界費用というのですが、店の規模が変わらない状況で生産量を増やそうとすると、バイトさんにその分長時間働いてもらう必要があるので、お店は、収入とコストを天秤にかけることで自分たちの儲けが最も多くなる生産量を決めていきます。追加的に入る収入の方が多ければ、お店は生産量を増やしていきますが、そのためにはバイトさんにその分の賃金を払わなければならないので、追加的に発生するコスト(限界費用)は次第に増加していきます。やがて、限界費用の方が価格を上回ってしまうと、店にとって追加的に生産した分について赤字が発生してしまいますので、今度は店は生産量を減らしていくことになります。こうした試行錯誤を経て、最終的に「P=MC」(価格=限界費用)が、完全競争下にある企業の利潤最大化条件になるのです。

このように、公式には実は、これだけ大きな意味が込められているわけです。今日取り上げたのはほんの一例ですが、経済学の公式には皆ちゃんとした意味があります。なので、最初のうちは、ゆっくりでいいから意味を考えながら取り組んでいくとよいかと思います。

それではまた。

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勉強方法 | コメント(0) | 20150826141544 | 編集

みなさん、こんにちは。経済学の勉強を始めた方も多いと思いますが、いきなり躓いて勉強が嫌になったりしていませんか?これからは、寄せられた質問を基に、これは受験生が共有すべきと判断したものについて随時掲載していこうと思います。なので、皆さん、自分で一生懸命考えてもわからない質問を積極的に寄せてくださいね。

【問題】
ある国のマクロ経済は、穀物と衣服のみから成り立っており、それらの2000年と2010年における消費量と価格は以下の表のとおりであった。このとき、ラスパイレス指数を用いて計算した消費者物価指数について、2010年は2000年(基準年)よりも何%上昇したか。

穀物衣服
消費量価格消費量価格
2000年(基準年)20トン10万円/トン1000着1000円/着
2010年30トン11万円/トン800着1400円/着

この問題は問題文にもあるように、ラスパイレス物価指数の公式に当てはめれば答えはすぐ出ます(テキストの9ページに公式出てますから、それに従い計算してください)。テキストにもあるように、ラスパイレス物価指数は「基準年の数量」を用いて計算した物価指数です。この「基準年の数量」を無視してしまうと、答えはいつまでたっても得られません。基準年の数量って、穀物は20トン、衣服は1000着ですよね?つまり、問題の表にある30トン、800着というのは単なるダミーであり、この問題では一切使用しません(試験では、こういう落とし穴に引っかからないことが合格への秘訣です)。
ですから、分母、分子両方にこの数量を用います。ただし、値段については、分母には基準年(2000年)の価格、そして分子には比較年(2010年)の価格を用います。
よって、ラスパイレス物価指数は、

ラスパイレス物価指数
=(20トン✕11万+1000着✕1400円)/(20トン✕10万+1000着✕1000円)
=360万/300万
=1.2(=20%上昇)

となるのです。ちなみに、ラスパイレス物価指数が意味するところは、「基準年(2000年)の時に買った数量を、比較年(2010年)の価格体系において購入したらどのくらい金額が増減するのか?」ということです。これと混同しやすいのが、パーシェ物価指数でその代表がGDPデフレーターです。GDPデフレーターもよく用いられる物価指数の1つなのですが、ラスパイレス物価指数との違いは、現在(比較年)の数量を用いて計算した物価指数という点です。もっとわかりやすく言えば、分子は「比較年において、モノを購入するために支払った金額」が、そして分母には「比較年に購入した数量を基準年の値段で購入した場合に支払うべき金額」がきます。ゆえに、上記の問題を、もしパーシェ指数を用いて計算すると、比較年(つまり2010年)の数量って、穀物は30トン、衣服は800着ですので、今度は20トン、1000着が単なるダミーであり、一切使用しません。ゆえに、

パーシェ物価指数
=(30トン✕11万+800着✕1400円)/(30トン✕10万+800着✕1000円)
=442万/380万
≒1.16(=16%上昇)

となります。

今の結果から明らかになったように、一般に、物価指数はラスパイレス指数よりパーシェ指数のほうが低く出ます。このことを知っておくと、物価指数に関する問題で、ラスパイレス指数とパーシェ指数の組み合わせを選ばなければならない場合、計算することなく選択肢を絞り込むことができ、時間を短縮することができます(ちなみに、統計学ではこうした現象をパーシェ効果といいます。財務専門官試験で統計学を選択科目として考えている人はこのくらい知っておいてくださいね)。これも裏ワザの1つです。

それではまた。

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勉強方法 | コメント(0) | 20150823130418 | 編集
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